学生時代は野球部で体を鍛えたAさん。

余暇にはボランティアに参加し、

就職に有利な資格を取得して、

就職活動に臨みました。

その甲斐があり、

就職難の中でしたが、

念願のマスコミ関連の企業に

就職することができました。

入社式後の新入社員研修でのことです。

初日は社長自らが研修を担当しました。

Aさんは休憩時間に社長と話す機会を得て、

「私のどこを評価してくださったのですか?」

と尋ねました。

すると社長は

「挨拶が抜群に良かった。面接室に入り、

さわやかに『よろしくお願いします』

と挨拶した瞬間に、採用が決まったよ」

と言ったのです。

その言葉を聞いたAさんは、

学生時代の活動実績や資格の有無ではなく、

一瞬の挨拶で決まってしまったのかと

拍子抜けするものがありました。

しかしすぐ、

その挨拶ができたのは、

幼少期から両親や祖父母が厳しく

躾をしてくれたからだと

思い起こしたのです。

Aさんは日常生活における、

何気ない態度の重要性を実感したのでした。