「日日是好日」とは、

中国の古典

『碧巌録』にある言葉です。(へきがんろく)

「来る日も来る日も穏やかで良い日が続く」

ということで、

一日一日を大切にして安らかに

生きる心構えを説いています。

人は物事を自分中心に考えてしまうものです。

自分に都合のいいように、

良い日や悪い日などと決めつけるのです。

そういう偏見を捨て、

どのような境遇の下でも、

そこに真なるものや

良いもの美しいものを見いだし、

最良の日に転じていこうということです。

人が不平を持つ事柄に、

天候があります。

多くの人が晴れの日を良しとし、

「雨が降った。

雪が積もった。

暑い寒い」と

不満を口にします。

しかし天候は、

人間の力ではどうする

こともできない自然の摂理です。

天候に引きずられて心が乱れると、

人間関係や仕事への不満や愚痴が、

次々と湧き起こってくるものです。

そのような時は、

「私たちは大自然の中で生かされている」

と気持ちを落ち着かせたいものです。

自分のやるべきことに希望を見つけて、

心豊かに取り組んでいきましょう。