陽気が良くなると

共に気になるのが

「汗」です。

しかし、

今や空調設備は多くの場まで行き届き、

汗腺は休止状態になりがちです。

汗腺が正常に働くと、

体内のミネラルを上手に取り込めるので、

汗はサラリとします。

一方、

休止中の汗腺が急に活動を始めると、

ミネラルまで放出され、

べとつきを招いてしまうのです。

制汗にこだわる近年の風潮も見過ごせません。

職場で汗をかく機会のない人は、

代謝を良くするための工夫が必要です。

清掃や休み時間のウォーキングなど、

時間を見つけて一汗かく習慣がお勧めです。

家庭では、

四十三~五度のお湯で

膝下と腕を五分間温めた後、

ぬるま湯で全身を十分間以上温めます。

これを三週間も続けると

汗腺が正しく働くようになり、

ホルモンバランスも免疫機能も整えることができます。

日本では勤労の象徴として

「汗」という言葉をよく用います。

汗をかくべき時にかくのは、

人として必要な生理現象です。

仕事でもスポーツでも、

良い汗をかくことで

心地よい時間に繋げたいものです。