医学博士の大島清氏は、

「感動」の反対語は「

退屈」かもしれないと言います。

退屈は脳を老化させ、

感動は脳年齢を若々しくすると強調します。

感動は人の心の奥底に強く働きかけ、

心を浄化し、

癒し、

そして行動を促すので、

感動の少ない人は

退屈な人生を送ることになるのでしょう。

同じ状況下であっても、

感動する人としない人がいます。

これは感動する感覚の違い、

つまり

「感動力」の差だと考えられます。

どうすれば感動力を高められるでしょうか。

それには次のような

トレーニングを試してみてはいかがでしょう。

ふだん「当たり前」と

感じていることに眼を向けて、

自らにその意味を問いかけるのです。

例えば、

家族がお茶を淹れてくれるなどの

些細な事柄に眼を向け、

それを「当たり前だ」と片付けず、

「有り難いことかもしれない」と

問いかけるのです。

「有り難い」と感じるようになると、

日常の場も新鮮に映ります。

新たな感動が得られ、

併せて他者の感動も引き出して、

共に感化し合う空間が生じるでしょう。