職場には、

気の合う人もいれば、

そうでない場合もあります。

私たちは<気の合う同士が

一番いいと考えがちです。

しかし場合によっては、

人の美点が見えなくなってしまう

事態も起きかねません。

同じ方向からしか見なくなったり、

逆にお世辞ばかり言い合う

可能性もあります。

人は「なくて七癖」と言われるほど、

様々な癖を持っています。

異論があったり、

様々な見解があるのは当たり前なのです。

例えば子供は、

親が「ダメだ、ダメだ」と

何かにつけ手を出し、

過保護に育てると、

ついには依頼心の強い、

自主性の乏しい子になってしまうものです。

「言って聞かせて、して見せて、

褒めてやらねば、人は動かじ」

という先人の言葉があります。

短所や欠点ばかりに目を向けていたのでは、

褒める術がありません。

長所と短所は一枚の

紙の表裏を見るようなものです。

裏には裏の良さを見いだし、

表には表の良さを感じてこそ、

その存在価値が発揮されるのです。