K氏は工業用ミシンの

販売と整備に携わっています。

様々な会社を訪問する中で、

「物は生きている」

を実感しています。

清掃が行き届き、

ミシンを大切に扱っている会社の社員は、

朗らかで和やかな感じがします。

故障した際の問い合わせ内容が明確で、

メンテナンスに訪れると

使用する際のアドバイスを尋ねられたりします。

職場が乱雑な会社の社員は、

どことなく曇った表情で、

ミシンの故障箇所も複雑な

場合が多くあります。

メンテナンス時には、

苦情ばかり並べられます。

このような経験を通して、

K氏は<ミシンは使用者の心が

反映するのではないかと

感じるようになりました。

物は、

人や動植物と同じように、

生きているものといえるでしょう。

機械や道具を扱う際は、

「一緒に仕事をする仲間である」

との思いが大切です。

物を大切に扱えば、

物はより多くの働きをしてくれます。

物に感謝の言葉を掛けながら、

職場環境を整えていきましょう。