結婚という契りにより、

一組の男女には、

血縁を越えた深く強い結び付きが生まれます。

その後、

夫婦の顔や性格が似てくるという話は、

よく聞きます。

企業においても同様なことがいえます。

就職という契約によって、

企業と社員の間には雇用関係が生まれます。

社長と社員は同じ血筋の流れの中に、

身を置くような間柄となります。

両者は、

仕事振りや物の言い回しまで、

似てくることがしばしばあります。

しかし社員が社長への敬いの心を欠き、

指示に従わない場合があります。

そのような社員は、

社長の良さを引き継ぐチャンスを

捨てることになります。

これは夫婦がお互いに敬意を払わず、

わがままを振りかざすのと同じです。

企業で働くということは、

経営陣が示す経営理念と一体化して、

目的実現への努力を重ねることです。

その機軸を忘れてはなりません。

世の中に数多存在する中から互いに選び合い、

惹かれ合った稀少な縁を活かし、

自己成長と共に事業の発展に貢献したいものです。