外食をよくするBさんは、

いつも支払いの際には

「お愛想をお願いします」

と言っていました。

Bさんの行きつけの店に、

先輩を連れて行った際のことです。

Bさんはいつものように、

「お愛想をお願いします」

と声をかけました。

すると店長から、

「よく『お愛想』を使う方が多いのですが、

本来は店側が使う言葉で、

お客様が使う言葉ではないのですよ」

とこっそり伝えられたのです。

さらに、

「お客様からは

『お勘定お願いします』

が正しい言い方です。

皆さん普通に

『お愛想』と言いますので、

我々も聞き流していますけれども」

と言われ、

Bさんは一気に酔いが醒める思いをしました。

Bさんは教えてくれた店長に感謝をし、

それを機に間違えやすい

日本語を意識して調べるようになりました。

言葉遣いは職場人として最低限のマナーです。

大事な場面で失態を演じないよう、

正しい日本語を身に付ける努力をしましょう。