環境保護活動家として

初めてノーベル平和賞を受賞した

故ワンガリ・マータイ女史。

かつて国際会議の場で、

日本語の

「もったいない」を

環境保全の合言葉として提唱したことが、

世界的に大きな反響を呼びました。

「もったいない」には、

自然や物に対する敬意と愛が込められており、

日本語以外の言語には該当しない言葉だとして、

マータイ女史は注目したといいます。

「いただきます」

「ごちそうさま」という言葉も、

他の言語では表現しにくいといわれます。

こうした言葉には、

多くの命によって人が

「生かされている」という、

日本人独特の価値観が表われているのです。

世界から日本語が注目される事実は、

非常に光栄なことです。

一方で私たちは、

普段そのような意識を

持って生活をしているでしょうか。

当たり前のように食事を残し、

電気や水などのエネルギーを

浪費していないでしょうか。

日本人の美徳である

「もったいない精神」

を見つめ直し、

謙虚な気持ちで今日一日を過ごしたいものです。