食事をする時に

「いただきます」

「ご馳走さまでした」と、

真心から感謝の気持ちを込めた挨拶を、

皆さんは行なっているでしょうか。

日本には、

古き時代より食べ物を尊重する精神がありました。

新穀を神に捧げ、

収穫を感謝する新嘗祭という行事もあり、

今に至るまで受け継がれています。

その年の豊作を祝う春祭りや、

収穫に感謝する秋祭りなど、

先人たちが伝えてきたそれらの精神は、

私たちの心の中にも存在しているでしょう。

山の多い島国であり、

耕作できる土地が限られたわが国には、

昔から

「もったいない精神」

が培われてきました。

飽食に満ちた現代の姿は、

決して当たり前ではないと心得たいものです。

世界には深刻な食糧難に

苦しむ人たちがいます。

食べたい時に食物を口にできる状況は、

大変ありがたいことなのです。

食事の際には、

今より一層、

自然の恵みと多くの人々の

働きに感謝する気持ちを持ち、

命の源を謹んでいただく

生活習慣を磨いていきましょう。