先輩・上司からの苦言や忠告は、

なかなか受け入れがたいものですが、

素直に聞き入れると、

それは自己の成長の大きな糧となります。

Aさんは多くの仕事を抱え、

日々業務に追われていました。

そのような中で度重なる

先輩や上司からの苦言は、

Aさんにとって煩わしいものでした。

言われるたびに言うだけなら

楽だと不満が湧き、

業務に集中できないでいました。

ある日の昼休み、

同僚のKさんからキャッチボールの

誘いを受けました。

そこでAさんは、

日頃の不満を打ち明けました。

するとKさんは、

「君はボールを受ける時、

いちいち何か考えるかい?」と言い、

さらに「とにかく取らなきゃ」

と続けました。

その言葉にハッとしたAさんは、

まずは先輩の言葉をそのままキャッチしようと

決意したのでした。

それからは先輩・上司の忠告を、

そのまま受け止めるように努めました。

やがて先輩・上司の言葉は、

自己の成長を促してくれる

言葉であると気づいたのです。

苦言や忠告は

「成長のタネ」で

あると素直に受け止めたいものです。