印刷会社に勤務するK氏は、

自身のミスから顧客に

大損害を与えてしまいました。

紳士服の初売りの広告チラシの中で、

「高級スーツ80000円」を

「高級スーツ8000円」と

印刷ミスをしてしまったのです。

年賀状印刷など年末の忙しさに、

社員は誰も気づきませんでした。

販売当日の朝、

開店前の異様な長蛇の列に、

販売員はようやく印刷ミスに気がついたのです。

一枚売れば七万円強の損失。

売れれば売れるほど損害が大きくなり、

「0」ひとつの間違いが大損害を招いたのです。

業務の管理は、

まず計画を立て(プラン)、

次に、

それがうまく実施されるよう組織化して指導し(ドウ)、

最後に、計画どおりに進行したか評価し、

うまくいかないならば原因を探す(チェック)

ことが基本だと言われています。

たとえ「うっかりミス」

であったとしても、

それまでの努力が水の泡に帰すだけではなく、

事故や損害を被る場合もあります。

「小さなミスが大きな損失」と心して、

チェックを強化していきましょう。