<個人のライフスタイルとして、

会社との距離感をどのように考えるかは、

今と昔とでは大きく変化しているようです。

年功序列や終身雇用という

考え方が主流だった頃は、

会社は「人生をかけた場所」

という位置づけでした。

これに対して、

近年では「自分に合う職場を選ぶ」

という考え方が主流となり、

その関係もどこか素っ気ないもの

となっている傾向です。

ところが東日本大震災の発生時には、

こうした関係を再考する

企業も多かったようです。

宮城県で建設業を営むF社では、

準備した災害対応策に則り、

社員は困難を押して出社し奔走しました。

ただし、

余震による不安を減らすため、

家族も共に出社できるよう

職場を開放する配慮もしていたのです。

企業と社員との信頼関係が功を奏し、

迅速な対応を可能としました。

こうした取り組みによって、

F社の信用は以前にも増して高まったのです。

四月という節目の時期にこそ、

会社との信頼関係を考えたいものです。/font>