企業や社員にとって、

クレームはあまり

気分の良いものではないでしょう。

そのために判断が遅れたり、

後回しにしてしまうケースが

多く見受けられます。

建設機械メーカー・コマツの

坂根正弘会長の入社当初の仕事は、

クレーム対応でした。

現場でブルドーザーが動かなくなると、

ゼネコンの担当者から呼び出されます。

その場で原因を突き止め、

いつまでに修理ができるかを約束します。

この現場における

クレーム対応の積み重ねが、

即座に物事を判断する力を養ったそうです。

氏は、

「『ここが悪いのかな』という

眼力を養う仕事ができたのは幸運でした。

即座に問題を突き止めることが重要です」

と言います。

クレームを即座に解決することで、

失った信頼を回復できる可能性があります。

自分で解決できない大きなクレームほど、

すぐ上司に相談し対策を練るなどの対応が急務です。

日々の業務において即座の対応を心がけ、

判断力に磨きをかけて、

顧客や周囲との信頼関係を築いていきたいものです。