M社が発行する雑誌の、

懸賞付きクイズコーナーが人気です。

毎月、一千通以上の応募があるそうです。

ところが、

そのうちの何通かの葉書は、

クシャクシャに折れ曲がったものが

含まれているというのです。

応募した読書の立場からすれば、

無駄にしたくないという

点は誉められることでしょう。

しかし管理不足なのは否めません。

大切な人へ出す葉書に、

折れ曲がったものを使う人はいないはずです。

それを受け取った人がどう思うかは、

逆の立場になって考えれば明らかでしょう。

自分が軽く扱われたような気がして、

不快な思いに至るのは間違いありません。

物はそれを使う人の人柄や心境を、

そのまま反映しています。

物の扱い方を見れば、

その人がわかるものです。

もったいない>と思う前に、

一つひとつの物に感謝して、

管理をしっかりすることが肝要でしょう。

面識のない人に届く葉書一枚の話かもしれません。

それでも自らの人間性が反映すると心して、

ていねいな扱いをしていきたいものです。