物事を成就させる秘訣の一つとして、

後始末の大切さが挙げられます。

旅館業などの接客の世界では、

「出迎え三歩、見送り七歩」

という言葉があります。

お客様を見送る時は、

出迎える時より倍以上ていねいにする

くらいでちょうどよい、

ということです。

後始末のポイントの一つは、

最後まで緊張を緩めないことです。

具体的な後始末には、

「整理整頓をする。

清掃をする。

道具の手入れをする。

業務完了の報告をする。

収支を明らかにして支払いをする」

など様々にあります。

気を緩めて、

「明日にしよう」

「まとめてしよう」と思うと、

先延ばしになり、

うまくいきかけていた物事も崩れていくのです。

最後まで気を抜かずに終止符を打つことが、

次の仕事のスタートをより良いものにしていくのです。

慌しい時こそ、

心の張りをしっかりと保ちながら、

これまで以上に一つひとつの仕事に、

けじめの良い終止符を打っていきましょう。