Nさんは挨拶を苦手としていました。

いつもひと呼吸遅れてしまったり、

業務に集中するあまり

返事をしないこともあるのです。

同僚から指摘を受けることが度々でした。

ある日、先輩から、

「苦手なことを避けるのは簡単だが、

真正面から取り組んで乗り越えた

時にこそ成長があると思うよ」

と教えられました。

さらに「先手で挨拶をしてごらん」と

アドバイスを受けました。

先に挨拶をしてしまえば、

遅れることはないという理由からです。

Nさんは挨拶に苦手意識を感じていることから、

無意識に挨拶を避けていたのかもしれないと

思い至ったのです。

翌日から、

Nさんは先手の挨拶を実行していきました。

一ヵ月後、

Nさんは挨拶で悩むことがなくなり、

なるほど、

苦手なことがあるから成長があるんだと

実感したのでした。

先手で挨拶をすることで、

業務に積極的に取り組めるようになったのです。