料理教室を全国に

展開しているK社長は、

ある年に売り上げを二倍にすると

幹部に宣言しました。

店舗を拡大できない状況下にあり、

「難しい」

との声が上がりました。

しかし、

これまで導入は不可能とされていた

新たな料理講座を開設するなど、

スタッフの懸命の努力で

二倍以上の売り上げを達成したのです。

K社長は、

二倍の売り上げという無謀とも

思える設定をすることで、

スタッフが現状からの延長線で

物事を考える道筋を断ち切りました。

それがマンネリ化した思考を打破し、

新たな道筋を見いだすことにつながったのです。

どのような組織であっても、

これまでの経験や知識だけでは

乗り越えられない壁があるものです。

企業としての生き残りをかけた

新たな活路を得るためには、

日頃から現状に安住しない危機感や、

強い向上心が求められます。

順風に満足せず、

また危機に怯えることなく、

あらゆる環境を現状打破のチャンスと捉えて、

前向きに邁進していきましょう。