$鬼瓦権蔵の心の叫び 言葉遊び 道徳


第7鉱区


年に一回はこういうトンデモ作品と出逢う機会があるが、

フリーパスで良かった。と思うことこの上ない作品だった。

「グエムル」が好きなヒトならある程度は楽しめるんだろうか。

残念ながら私はあの作品も何じゃこりゃ?と思ったクチで、

なんかこう、すっごいしつこい怪獣度ではピカイチ☆な作品。

今回の怪獣のしつこさは更にずっと上をいく

米国エイリアン映画が実にアッサリしていることを実感する

韓国版の怪獣映画。これは国民性を顕わしているのかしら

この「第7鉱区」というのは実在しているんだそうだ。

1970年代から日韓共同で天然資源の開発が始まった東シナ海、

その石油ボーリング船を舞台にしたアクションホラーなんだけど

ある意味後半は失笑しかできなかった。まだやるのか!?と。

前半は面白い。

普通にドラマが展開して、

石油発掘に向けた作業が行われる中、

男勝りの主人公が大活躍している。

けっこうほのぼのしている

ドラマねぇと思われた矢先、

物語は意外な方向へ動き始める。

船内で起きた殺人事件を皮切りに、

何かがこの船内にいる!?

というホラーめいた趣を見せるのだ。

うわ、そうなるんですか。

ところであの…クリオネみたいなやつね。
見た目可愛い系の。

でも確かクリオネって捕食するときすごい口開けるんですよね

まぁ怖いっちゃー怖いかな。でもこの怪獣は、

造型的に…(謎)

…そもそも発火する魚っているんですか?(爆)

しかも死なないで。

後半はタンクトップ・アクション映画、

になってますんで^^;

何ですかね?あのバイクシーン、

話なんか既にどうでもよくなって

タンクトップと怪獣の大バトル、

ブルースもシガニーもビックリ!

っていうくらいやってます。

これ違う意味で笑えるのかもしれない。

ここまで脱線させる脚本も国民性、なんでしょうか

こういうトンデモ映画はそのうちB級作品として人気が出るかも。

とりあえず水族館ではクリオネをよく観察しておきましょう

(実際の開発も中途半端なら、映画での発掘作業も鳴かず飛ばず)