世の中には、

目に見えるものと見えないものがあります。

目に見えるものとは、

形で表わすことができ、

量や大きさで測りながら比較できます。

目に見えないものとは、

「うれしい」

「楽しい」

など精神的な部分を指す場合が多いようです。

私たちは世の中の何かを判定する際、

およそ目に見えるものによって

評価をしているケースが多く見られるようです。

例えば、

お金があるかないかを

幸福のバロメーターにする場合があります。

お金を稼ぎ贅沢な暮らしをすることが、

人生の成功のように思われがちです。

しかし豪邸に住んでいながら、

寂しさを噛みしめている人もいます。

成功者と持てはやされつつも、

人間としての評価を落としてしまう人は少なくありません。

目に見えるものだけでは、

真の評価はできません。

目に見えない精神的な部分にこそ、

その人間の素の部分が隠れているものなのです。

人柄や人間性は、

目に見えない「本性」

に該当します。

物質的な豊かさに固執することなく、

人徳や人望といった

精神的な豊かさを大切にしていきましょう。