新しい仕事に慣れないうちは、

「失敗をしないようにしよう」

「自分には無理かもしれない」などと、

消極的な心になる場合があるものです。

「過去に能力が足りずに挫折してしまった。

失敗をして損失を出してしまった。

上司や先輩に厳しく叱られてしまった」

というような経験が、

消極的な心の要因になっている

ことがあるようです。

しかし、

いつまでもそうした

トラウマに縛られているわけにはいきません。

押し寄せる様々な難関を克服することが、

社会を生き抜く鉄則なのです。

『論語』に「今、汝は画れり」

という一節があります。

自信がないという弟子に対し、

孔子が「おまえは今、

自分で自分を見限っているぞ」

と諭しているのです。

失敗した際に、

自分に見切りをつけてしまわないことが肝要です。

まずは自身を振り返り、

自力で脱却する強い意志を持つのです。

人生は山あり谷ありで、

多くが険しい道の連続です。

こうした道を潜り抜けた分だけ、

社会人としての成長が成し遂げられるのです。