今年も、

残すところあとわずかとなりました。

神社や仏閣などの本殿や本堂の

大掛かりな清掃をする

「煤払い」の様子がテレビで紹介され、

年の瀬を感じる時期でもあります。

 かつて煙突やかまどのある家庭では、

文字通り煤を払いました

長じて、家具や調度品を清め、

すがすがしい環境とともに

清らかな心に立ち戻り、

新たな一年を迎えるための風習です。

これは、

過ぎゆく一年の締めくくりと、

新しい年を迎えるための

準備として行なうものです。

単に塵や埃を払うだけではなく、

私たちの心の締めくくりとしても

重要な意味を持っているのです。

綺麗にすがすがしく清められた空間は、

人々の心をも清めてくれるものです。

それは、

塵一つなく掃き清められた

神社や仏閣の境内に足を踏み入れた時に、

心の引き締まりと厳かさを感じることからも、

十分に理解できるでしょう。

一年を感謝する気持ちで、

職場や家庭を掃き清め、

締めくくりたいものです。