東日本大震災の発生により、

私たちの生活は大きな変化を求められ、

多くの問題が提起された一年でした。

中でも電力が不足し、

節電の対策が様々に講じられた点は、

環境問題への意識の高まりとして、

震災がもたらした一面だといえるでしょう。

テレビ放映がデジタル化に

切り替わる時期とも重なり、

省電力のテレビに買い替えて、

節電に貢献したという

事例も多いでしょう。

家電の分野では、

省電力に関する大きな進歩がうかがえます。

しかし端末機器の性能は向上しても、

機器まかせの節電には限界があります。

それを使う人の意識によってコントロールできる

「必要のない時には電源を入れない」

という心がけこそ、

節電を強化する最大のポイントなのです。

多くの機械類やシステムが

自動化されている現代では、

それらへの過剰な依存が大きな

失敗の要因にもなりかねません。

人間の適切な意識を加え、

意図する結果を出してこそ、

その性能を引き出したといえるでしょう。