姿勢の悪さが印象にも

悪影響を及ぼしているMさん。

社内で、

「もっと明るく」

「お客様の前ではシャキッとしよう」と

繰り返し指摘を受けていました。

良い姿勢を保とうとするほどに

肩が強張り、

腰にも力が入るため、

すぐに苦しくなり、

やがて元の姿勢に戻ってしまうのです。

Mさんは次第に、

周囲の指摘やお客様の

視線に苦痛を覚え始め、

すべてに気力を失いかけていました。

習慣化した姿勢はなかなか直せず、

Mさんは僕には

無理だどうして皆はわかってくれないのだろうと、

自分の世界に籠っていったのです。

ある日、

Mさんの心の状態を察した上司が、

Mさんを誰もいない部屋に呼び出しました。

そして、

「骨盤をやや後ろに引き、

一旦かかとを上げて静かに下ろした重心で」

「胸を張りすぎず、

顎を引き呼吸をゆったりと」と、

端的に指摘をしたのです。

それは今まで

何度も聞いていたことでしたが、

不思議と背筋は伸び、

無理なく颯爽と歩くことができたのです。

Mさんは、

正しい姿勢について自分勝手に解釈し、

的はずれの努力をしていたことを知ったのです。