地元を離れ、

都市部で就職をしたAさん。

三年ぶりに帰省し、

友人と再会しました。

昔話に花が咲く中で、

Aさんは友人から、

「迫力がついたね」

「動きがキビキビしているね」

「人が変わったみたい」と

口々に言われたのです。

都市で三年も暮らせば人は

変わるものと気にはしなかった

Aさんでしたが、

友人の一人から

「何かしているの」と

追求されたのです。

入社当時を振り返ってみたAさんは、

上司に

「朝は目が覚めたらすぐに起きる。

これだけを徹底しなさい」と

アドバイスされたのを思い出しました。

出勤日はもちろんのこと、

休日も怠ることなく三年間ずっと

守り続けてきたのです。

当初は辛かったものの、

いつしかそれが習慣化し、

当たり前にできるようになっていました。

それに伴い、

自身の印象さえも変わっていったのでしょう。

現在の自分の姿は習慣が

作り上げたものです。

「石の上にも三年」というように、

何か一つの事柄を黙々と続けることで、

人は着実に変化していきます。

生きていく上で宝となる、

良き習慣を身に付けていきたいものです。