ある連休にYさんは、

兄の二歳になる娘を

預かることになりました。

夕食の時間になって、

Yさんの隣に姪が座りました。

 すると姪が、

これから食事をするという時に、

手を合わせて

「いただきます」と言ったのです。

 Yさんの食卓では、

食前に家族全員で

挨拶をしていたため、

昼食時にその姿を見た

姪が真似をして、

食前の挨拶をしたのです。

 Yさんは、

食事やその他様々な

作法というものは、

子供の習慣に強い影響を

与えることを改めて

実感したといいます。

 今日「孤食」という

言葉にも見られるように、

家族全員が共に食事をするという

機会が減少しています。

しかし食卓は家族のコミュニケーションを

図るための、

大切な時間なのです。

 和やかな食卓は、

和やかな習慣を作り、

和やかな習慣は和やかな心を育みます。

食事の作法と共に明るい

会話にも努め、

明るい家庭を築いていきましょう。