トランスフォーマー ダークサイド・ムーン
これ以上無いくらいに
“ハリウッド!!”な
アクション超大作シリーズが遂に完結。
監督は勿論、
これ以上無いくらいに
“ハリウッド!!”
なマイケル・ベイ監督。
前作は批評家の先生方から
「展開がとっちらかってる」だの
「設定がガキんちょ」だのと
ボロクソ言われたらしいが、
僕は前作メチャクチャ好きです。
観てるこっちが予算の心配を
するほどド迫力なアクションの
数々に大喜び。
だいたいね先生方、
ベイ監督作品にストーリー展開の
妙なんて期待した事あったかい?
彼の作品に僕が期待するのはアドレナリンです、
アドレナリン。
とか言いつつ、
今回は物語に米ソ宇宙競争を絡めたり
タイトル通りダークサイドに
堕ちる連中が続出したりと、
前作よりグッと凝った展開を見せる。
けどねえ、
前半から派手なシーンは多いが、
イマイチ気持ちが乗りきらない。
3D効果も薄く感じられ、
「大丈夫か?」と思っていたが……
本当の見せ場は後半からだった!
最大の裏切り者が判明するシーンから
俄然面白くなってくる。
あの裏切り者には本気で驚いた
1時間以上も続くクライマックスの大市街戦は、
ここだけで並のアクション大作3本分くらいのボリューム!
ビル街のダイヴシーンでは
3Dで演出された高さに
一瞬本当に目眩を覚えたし、
バリバリ街を喰らっていく巨大な
敵役ショックウェーヴも怖い怖い。
オプティマスがラストで見せる
獅子奮迅の闘いぶりにも惚れ惚れ。
そして特筆すべきは、
倒壊してゆく高層ビルで繰り
広げられるアクションシーン。
観てるこっちがアワアワ言いながら
冷や汗をかいてしまうくらいにスリリング!!
すっげえ!!!
この場面はここ数年で観た
アクション映画の中でも屈指の名シーンと言って良いかも。
この迫力はやっぱりCGだけじゃ出せないよ。
「極力本物で撮影する」という監督の拘りと、
過酷な撮影に耐えた役者陣にゃ頭が下がる。
なんか話の辻褄が合わない所があったり、
アクションシーンの緩急が今一歩なシーンも多かったり、
サムの両親やチビロボ2体はどうなったとか、
最後カーリーに花は持たせたけど存在感薄かったとか
(ヒロインが代わると色々不都合あるよね)、
主人公サムの必要性まで薄かったとか、
不満は諸々ある。あるけど……
ま、いいじゃん! オモシレーもん。
ド派手な映画が観たい方は是非!









