社会人ジャズバンドでサックスを担当して

二年目のEさん。

ライブ終了後の楽屋内で

聞こえてくる会話が、

演奏後の達成感を打ち消してしまいました。

楽屋内では、

その日参加できなかったメンバーの

悪口を先輩の一人が延々と語るのです。

Eさんはそうした仲間の悪口を

聞くのが堪えがたくなりました。

ある日、

Eさんは「失礼します」と退室しようとしました。

バンドリーダーのN先輩が

「何か用でもあるのか」と聞きました。

Eさんは、

「この場にいたくないだけです」と答えたところ、

N先輩の顔つきが変わり、

「お前はバンドの和を乱すのか」と怒鳴り、

楽屋内は重苦しい空気になりました。

間に入ったIさんが「N先輩、

Eは仲間の悪口を聞きたくないだけです。

毒を吐いて先輩は気を

晴らしているのかもしれませんが、

自分が悪人だとメンバーに

示しているようなものですよ」と止めに入ったのでした。

Eは、誰かが仲間の悪口を

言っても決して話に乗らなかった。

間違っているのは自分だと反省したN先輩は、

Eさんやメンバーに心から謝罪しました。
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