$鬼瓦権蔵の心の叫び 言葉遊び


ブラック・スワン


長年の夢叶って、

ついに主役の座を射止めた

プリマを襲う妄想受難劇。

今作で見事N・ポートマンはオスカーを獲ったが、

彼女の演技力がなければ

これといった見所に欠ける作品かな。

とにかく出ずっぱりで頑張るので、

これでオスカーを獲れなかったら、

ますます二ナが可哀相(コレも妄想)なんて

こちらまで思えてしまう怪作。

メイクのおかげで、

さすがに黒鳥は怖かった。

白鳥の湖でオデットとオディールとの

差を埋められず悩み苦しむバレリーナ、

っていう話は昔から漫画等で読んできた記憶がある。

なのでもの珍しくはない。

またホラー専門家にいわせると今作は、

数々の名作ホラーのオマージュ的な

部分を用いて多用しているとの事、

だからこんなに怖いんだ!?

な演出が巧い。

完全主義者(に育ってしまった)が強迫性障害に

苦しむ話なので、ホラーよりも

心理スリラーに近い気がする。

とにかく全編に渡って緊張度が高く目が離せない。

ナタリーの演技はさておき、

彼女のバレエがボディ・ダブルだとそっちで騒がれ、

なんだか気の毒な気がした。

自分もバレエに詳しい訳ではないが、

彼女の身体は

どう見てもプリマには見えないし

元々そっちを優先する映画なら、

最初から現役ダンサーでも使って

演技させればいい話で、

そこは重要ではないと思う。

あくまで追い詰められた彼女のひとり心理劇、

こっち側の意見や周囲の反応は

最初から関係なく、

彼女中心に彼女目線で徹底された

一人称劇なんだと思う。

こちらは彼女が原因に気づくまで延々と

彼女の妄想に付き合わなければならない。

で、疲れるわけです…すごいんだもんね、

ホント頑張ったなぁと思いますが。

あの母親あの芸術監督さらに新人ライバル

辞めさせられた元プリマ

いや~どれをとっても彼女を追い詰める人ばかり

この二ナという子がもっと強ければ、

これくらいのプレッシャーなどはねのけ、

もっと早い段階で主役級を

射止めていたような気がするんだけど、

何しろもう

冒頭から委縮した表情しか見せない、

常に不安で気が休まらない神経質な所を

あますことなくナタリーは表現している。

この神経症の彼女だから(純真真面目)

監督があのくらいのセクハラを

仕掛けないと開眼できないのだろうなぁと思う。

確かにあの監督は(V・カッセル巧すぎ)

エロばかりを仕掛けてくるが、

そうでも

しないといつまでたっても二ナは

枠からはみ出ることができない、

舞台の成功

のみを目的とする監督ならあの程度は仕掛けるかも?

現に元プリマもそうだった

みたいだし…しかし痛々しかったですねぇ、

W・ライダー。自己ネタみたいで。

どんどん追い詰められていく二ナは、

更に妄想を増し、ついには現実より妄想の

強迫観念にとり憑かれる。

新人が自分を貶めようとしていると錯覚した二ナは、

ついに当日、

自傷行為にまで及んでしまうが…。

いや~もう、

ここまでくるとアッパレ。

としかいいようがない。

二ナに対し、よく演じきった!

とは思うけれど、これでは彼女が死んでしまう。

まずはバレエから離れて、

精神科に通うことをお勧めします…

なんて言ったら

自分も尖ったガラスで…? 

ギャ~ッ!! 

刃物に弱い方はご注意ください。


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