$鬼瓦権蔵の心の叫び 言葉遊び$鬼瓦権蔵の心の叫び 言葉遊び




エクスペンダブルズ


じつに濃い顔ぶれである。

今の時代には珍しくパソコンも携帯も出てこない。

ナイフに銃、

そして火薬、

あとは肉弾戦だ。

容赦なく敵を倒していくが、

筋肉もりもりのアナログ兵士はどこか憎めない。

教会でスタローン、ブルース・ウィリス、

スタローンが会するシーンも、

いかにも合成、まさに合成丸出し。

そのちぐはぐさに、

いったい何十年前の技術よって

呆れるほどアナログ強調。

話は乱暴だし、ひたすら撃ちまくり、

爆破しつくす内容だが、

同じ多勢に無勢を描いた「

十三人の刺客」より痛快で、

理屈抜きで楽しめる。

そもそも何が違うかというと、

この作品に出てくる男たちに

とって大儀は必要ない。

仕事が気に入ったか気に

入らないかが判断基準であり、

今回は女ひとりを救うために

戦場に舞い戻った。

これをアイドルではなく、

大の大人が堂々とやる。

この差は大きい。時代劇も、

娯楽作品にするなら、

武士道を貫きながらも、

もっと個人的感情に含みを持たせるべきだ。

邦画もB級を堂々と作れるようになってほしいものだ。

では、エクスペンダブルズの彼らは

脳天気かというとそうでもない。

自分らのやってきた仕事に意義が

あったのか悩んだりもする。

羽も休めたい。

派手な銃撃戦の谷間にぽつんと、

そんな宿り木的存在の

ミッキー・ロークを配するあたりが上手い。

これで、

もう少し悪役が凶暴だったりしたら

もっとよかった。

ちょっと007の悪玉のようにスマートすぎた。

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