あちら自分は、なにかにかまえているあまえていなければこんなに平安にいられるはずはない食事衣服住居何も支払わずただ食いつぶす虫の自分よけれども他のどんな道もふさがれたている上手にあまえ愛らしくすがって日々の安らぎを得よと自分は言うでもむっつりと返事もしないあちらを向いているもう一人の自分を自分はどんなになだめればいいのかそのすべてを知らないでいる