うすい淋しさどこまでも続いている雲の暗さ咲ききった花の冷え冷えとした不安このようなものを身のうちにもつ自分の今日は人でいっぱいの島にいて誰もおらず人恋しさに痩せてゆくでも身のうちにこんなものを持つ自分を助けてくれる事の出来る人など本当にいるのだろうか自分は呼ぶあれらものみな旺盛だったかつての日よかえれとそして眉間をひらいておだやかな顔にするとほんとうにそんな日が返って来るようなきがして自分は突然箸を持ち直すのだ