心の池の血で書く

皮膚と肉の擦り剥けたりこすれたりする

さらした部分に

受けたもので書く

それで足りないところは土性骨で書く

微妙な愛で書く

一枚ひっぱがした

揺らぎで書く

恥ずかしさで書く

めぐらした視野の

その半円の広がりに浮かび上がる

もので書く

白々と支えるもののない

むなしさで書く

つま先から脳天まで

自分はすべてでとらえ

とらえてはペンに託して

静かにそれを定着させる

誰も要求しないのに

この真夜中

刃物に様に冴えきって

自分は

不思議な作業をしてる

ペタしてねペタしてねペタしてね
ペタしてねペタしてねペタしてね
ペタしてねペタしてねペタしてね
ペタしてねペタしてねペタしてね
ペタしてねペタしてねペタしてね