片 想 い愛は自分でよくせいしても太陽にむかってのびる日陰の草のように自制のすきまから手を伸ばしすりむいた傷のように痛々しい愛するとき愛されたいと望ませるものそれは淋しさか悲しみか愛されなかったしても愛したという喜びはあるのにあの人も愛してくれていると知り得る喜びにくらべたらなんと ささやかな よろこびだろう