$鬼瓦権蔵の心の叫び 言葉遊び


FLOWERS フラワーズ


主演クラスの女優を

全員主演にしたバブリーな映画。

資生堂シャンプーTSUBAKIの映画版。

特別協賛はもちろん資生堂。

こんなに豪華キャストを

揃えてしまったから、

宣伝にあまり金が回せなかったのか、

映画の存在が世の中の中に浸透していない気がする。

今の時期だと、やはり「告白」が強い。

一族の命の繋がりを軸に、

日本の美を伝えていく。

蒼井優

仲間由紀恵

竹内結子

田中麗奈

広末涼子

鈴木京香

このキャストたちそれぞれ命のつながりがあって、

一族として続いていく。

それぞれの時代、

それぞれの人生で、

力強く生きていく。

それぞれの時代のそれぞれの

風習の中で生きていく命の力強さ。

嫁ぐ、ということ、

求められてた男らしさ、女らしさ、

失った愛、

亡くなった命、

だけど、家族はいつまでも家族。

途中で「パーマネント野ばら」の

「わたし狂ってる?」という

あのシーンのDejavuを感じながら、観ていた。

日本の古きよき美しさ、しきたり、

そういったものに反発しながらも、

しなやかに生きる日本人の美が描かれている。

豪華キャストを起用しまくってるわりには、

派手さはやく、

口数少なめに日本の美を厭味なく描いた点は素晴らしい。

今の時代にはなんだか物足りなく、

地味かもしれないけど。

でも、こんな時代だからこそ、

こういう映画を撮ったのかもしれない。

映画は、

豪華キャストを使えばいいってわけでもないし、

金をかければいいわけでもないし、

涙を誘えばいいわけでもない。

だけど、大金かけたこの映画は、

金をかけてキャストを揃えただけのことはある。

だけど、なんでわざわざここまでするの? 

とも思う。

映画製作について考えを巡らさせる映画でもある。

映画製作において何に比重を置くのか、

何を描くために映画を作るのか、

日本映画とはなにかを観客にぶつけてくる映画であった。

こんだけ豪華なキャストでありながら、

厭味な派手さはなく、

淡々と描かれるこの映画は、

まさによき日本映画だ。


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