$鬼瓦権蔵の心の叫び 言葉遊び


プリンス・オブ・ペルシャ 時間の砂


事件の発端となる、

聖なる都アラムートへの侵攻は、

アラムートが大量に強力な武器を隠し持ち、

それをペルシャの敵国に

密売しているという情報によるものだ。

これは、アメリカによるイラク侵攻の

真相に迫る現在公開中の

「グリーン・ゾーン」とまったく同じ骨格の展開だ。

古代ペルシャを舞台にしながら、

現代アメリカの闇に迫る側面を持っている。

「時のダガー」は数分だけ過去に戻れる。

これは、取り返しのつかない過去を

修正したい願望が込められている。
数分先の未来が見えるニコラス・ケイジの

「NEXT」とは逆で、どちらも最後は荒技に出るが、

「NEXT」に比べたら本作の方が無理がない。

ダスタンのジェイク・ギレンホールは、

ディズニー「アラジン」の間延びした

アニメ顔を連想させるが、

意外に堂に入ったアクションを見せる。

逆に、アラムートの王女タミーナを演じる

ジェマ・アータートンは、「タイタンの戦い」の

イオほど魅力を引き出せていないのが残念。

シャープにし過ぎたのか、

それとも色黒が似合わないのか、

どうも色気を感じない。

主演より助演の方が合うのかもしれない。

また、アクション・シーンで、

ややサーカス的なアクロバットが鼻につく・・・と、

あーだこーだ難クセつけておきながら、

観ているときは約2時間、

理屈抜きで存分に楽しんでしまったことは間違いない。

さて、ドラクエでもお馴染みの<時の砂、

あなたならどう使う?

プリントの悪さだけはどうにかしてもらいたい。

粒子が粗すぎて、

前ピンのカットはいっそうピントが甘く感じるし、

背景のボケ味も汚い。


ペタしてねペタしてねペタしてね
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