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人間失格



主人公に"生田斗真"を起用したとき、

小説を読んだことの

無い層を取り込むための

施策だと感じておりました。

イケメン起用すれば"売れる"とか、

そういうのはどうなんだろう。と。

しかし、それは私の幻想でした。

陳腐な学園ドラマとは違う、

彼の才能の一面を見せ付けられました!

今作で、彼のファン増えるんだろうなぁ。

もちろん私もその1人です。

さて、肝心の内容です。

映画だけの内容では

人間失格の全貌を理解するのは

難しいと思われます。

今作を見直すか原作を読まない限り

腑に落ちることはないでしょう・・・。

自分は残念ながら原作を読んだことがない・・・

この映画で、もっとも注目するところは、

主人公が行き着いた

最後の地で出会う

最後の女性、鉄(三田佳子)とのシーンです。

グーグル先生によると、

この鉄という女性。

小説版では数行しか語られない。

ここに、監督の思惑があることを

見落としてはいけません。

監督は、モルヒネ中毒で

人間失格した主人公に対して、

ここで"救い"を与えるのだから。

少年時代、

本来の自分を隠匿し続けた主人公。

最後の地で出会った鉄に対し、

幼い頃に失った"母親"を重ね合わせます。

鉄が主人公に対し、

「あなたは何も悪いことはしていない。」

「私が全て許してあげる」

などの言葉をかけます。

ここで、彼が生まれて初めて

"無償の愛"を感じることができたのです。

そして、"胎内"を思わせるシーンが登場します。

このシーンは確実に、

彼が生まれ変わったという隠喩でしょう。

そうして、彼が生まれ変わった朝。

鉄が窓を開ける場面がありますよね。

これまで暗かったシーンが、

突然真っ白な雪景色に変わります。

このシーンから、

「人間には無限の可能性がある。

人生は目の前が真っ暗だから先が見えないのではない。


明るすぎて目の前が見えないだけだ。」

という、前向きなメッセージを感じる事ができます。

この"鉄編"では、

人が生まれるプロセスを感じることができるでしょう。

深読みしすぎ?

ですが、やはり人間失格。

最後は原作どおりに帳尻を合わせてきます。

ここで、見た人の意見が

分かれるのではないでしょうか?

原作を見た方は、是非見に行ってください。

生田斗真を見に行くだけでも

価値はあるし、

原作との違いを見比べるのも

いいんじゃないでしょうか。

ではでは、良いご鑑賞を!!


ワクワクメール

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