サヨナライツカ
この辻仁成という作家さんが
好きか嫌いかは別として
なんだかいーっつも同じような
展開だよなぁと感じる。
よっぽど三角関係とか、
お好きなヒトなんだと思うのだが。
しかしこれだけ女心を
鷲掴みにする話を書けるというのは
皆さん物音も立てずに
真剣そのもの!シーンとした劇場
凄いなぁと思う。
結局はお前が悪いんだろ!
的な男性欲を
いーえ怖いのは女性の方なんですよ?
と畳みかける凄さ。
だって恋愛には良いも悪いもないし、
上手いも下手もない。
いつ誰を好きになってしまうかは
どうしようもないことだし、
絶対。とか、永遠。とか、
あり得ないから固執したがるのだ。
冒頭の詩のように、
サヨナライツカという考え方を持てれば、
「あーそういうものなんだよね、
確かに恋愛ってやつはさ。」
と思えるが、
皆がそれだけ冷めていれば修羅場などない。
自分には思ったほど嫌悪する
内容でもなかったが、
自身にそういう経験がないせいか(
あったらけっこう怖い
どの誰にも共感できる
部分が見当たらず、
しかしこんな風に
自分の想いだけで肉欲的に
相手を攻める方法もあるのかと、
なんだかおかしな部分で
感心してしまった
久しぶりに見る中山美穂は
相変らずキレイでかなり細いが
彼女を撮る!?
という勢いは感じられた。
ただ魔性~という
感じでもないし、
尽くす段に至っては
案外普通の女になった。
どちらかというと
石田ゆり子の方が
自分は怖かったんだけど
自身がそんな経験のある
家庭に育ったからか、
妙に冷めて
描かれているのが不気味で、
ラストはけっこう凍りつく感じ。
いやまぁ、
自分がその立場なら
辛いのは分かるんだけど…
オンナってこういう
一面もあるのよ。
うふふvってことなのか。
さて、西島くん…。
彼は大沢たかおの代役?
的立場だったみたいだが、
モテモテ男とか好青年とか、
どこか微妙に違う気がして
確かに巧い俳優なんだけど、
どちらかというとマニアックな
クセのある役作りをするタイプだと、
私は勝手に思っている。
なので…
ホント、お疲れさまでした。
そういえば最近、
愛憎まみれの役どころが多いですね!?
迷った時の選択方法。
うーん。映画なら直感なんですが・・・
ワクワクメール




