風船高く高く舞い上がる空の中でどんどん小さくなっていったそれでも眼を離す事が出来ずに首が痛くなるまで見上げていた風船は一気に舞い上がると突然方向を変えるそしてあっという間に流れていくまるで空にも限りがある様に手のひらにある細い白い糸をもう二回巻きつけてギュッと握った同時にぱっと手を広げたくもなった部屋の低い天井の下風船の皮膚手のひらに細い糸の感触だけが残っていたYYC