2012
世紀末バカ映画監督”
(←最大限の褒め言葉
ローランド・エメリッヒ最新作。
古代マヤ文明の予言~“
2012年世界終末説”~を題材に、
お約束の“超トンでも映像”が、
スクリーン越しに我々を襲ってきます。
しっかし、このカントク一体何回地球(人類)を
滅亡の危機に直面させれば気が済むのでしょうか?
もお、笑っちゃうくらいにトンデモない映像の
オン・パレード。『これでもか!』『コレでどうや!?』
と言わんばかりの
“超スペクタクル映像”が2時間38分テンコ盛り!
もお、いいです。お腹イッパイ。超満腹!
ここまでやっちゃうと、
ハッキリ言って“やりすぎ”を通り越して、
少々“悪趣味”かと…。吾輩この映画が、
今流行りの“3D”じゃなくて良かったと思います。
もし“3D”だったら、
恐らく見ている我々の身が持たないんじゃないかと
思います。はい、エメリッヒ映画に“3D”は無用です。
で、この“トンでも映像”に対して、
こちらもエメリッヒ映画では毎度お馴染みの
“中途半端に地味なキャスト達”
によって繰り広げられる物語の、
ま~何とも薄っぺらいこと!
ものッ凄く壮大なスケールの危機を描いているのに、
メインとなるのは
“平凡なアメリカ人家族の、
大災害からの脱出劇”でございます。
しかもこれがまあ何とも
『お前らそれって、ただただ
“ラッキー”が続いただけやん!』
とツッコミたくなる
“超ご都合主義的な展開”
でラストまで突っ走っちゃうんですよ。
これでは決して感動できません!
もしこれを見て、泣いちゃう方がおられたら、
それは恐らくこの映画の持つ“恐るべき勢い”
って奴にやられちゃったんだと思いますよ。
まあ、それでもこんなのはエメリッヒ映画では、
端から折込済みのこと。
この監督の映画に面倒くさい、
高尚なストーリーなんぞ不要です。
“凄すぎる映像”と“薄っぺらいストーリー”
で、充分に楽しむことが出来ちゃいます。
これからの年末年始、
映画館の大スクリーンで観るのに相応しい、
典型的な“ハリウッド製娯楽超大作”
だと思います
チョット長いんですけどね
YYC













