青々と高き秋空

自分を見ながら

ちぎれ雲は通りゆく

自分の思いを

知っていると云うのか

髪を束ねピンクの

リボンが 風に揺れている

花のような

愛らしい少女

笑って居るのでもないのに

微笑みを感じる

自分はみじめなような

怯えるような心で

こんにちは

この一言が云うえた

少女は驚いた様に

自分を見た

自分は知っている

君は

薄紅(うすくれない)のごとく

あどけない明るさを

ただよわせている事を

でも君は

自分と会うの

初めてだから驚くね

ええ・・・こんにちは

やや恥ずかしそうに

自分のそばを駆け抜けた

自分はそこに風を見た

花の香りの様な風を

今のは夢だったのだろうか

もう一人の自分が囁いた

よかったね

ペタしてねペタしてねペタしてねペタしてねペタしてねペタしてね