納棺夫日記 (文春文庫)/青木 新門

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詩人で小説家の青木新門氏は、

自身の葬式の現場体験を1993年に

(納棺夫日記)として出版し

ベストセラーとなりました(おくりびとの原作)

納棺夫の仕事を始めた頃は

妻や親族からの反対されるなど

苦悩の日々が続いたと言います

しかし、何ヶ月か放置された

一人暮らしの老人の死体を

警察の依頼で柩に納める事が

転機となりました

布団をめくった瞬間、

ぞっとしました、

老人の遺体は、

無数の蛆が波をうつ様に

動いていたからです

蛆を掃き集める時

蛆虫も生命なんだ、

そう思うと

一匹一匹の蛆が光って見えた、

そうです。

蛆虫も、メダカや鮭の卵の

様に美しく光る生命なのだ

と生命の尊さを自覚したのです

このころが

青木氏の心の眼を開かせたました

生命に対し、

死に対しそして

神仏に対し

広く豊かな畏敬(いけい)の念と

確信を持つ様になったそうです

以来、納棺夫になった事に感謝を

するようになりました

人々に感動を与える

仕事ぶりは、

仕事の価値の自覚を

深める事から生まれるのでしょう

ペタしてねペタしてねペタしてねペタしてね