なにげなく開いている

葉っぱではありません

目にとまったら

ぱっと巻き込んで食べます

貴女のこぼす

深く 

重く

暗く

思想の味を

追い求める自分

食べる事と

吸いとる事に

専念する

食べ疲れたら

しおりをはさんでおいて

また食べます

自分は

貴女の頭の先から

しっぽの先まで食べましたら

葉をひらいて

机の上になきがらを

放り出します

自分の中に

このずっしと重いものを置いて

どこからか

次の手が

貴女にのびるまで

貴女は

本です

ペタしてねペタしてねペタしてねペタしてね