
96時間
『ヨーロッパコープ』製作の映画を観る度、
毎回思うことがあります。
「リュック・ベッソンって、
脚本下手くそだなあ」と
どのジャンルであれ、
この人の手垢が付くと、
必ず大味になってしまう―繊細さゼロ。
それが素材と見事にマッチしたのが
『グランブルー』であり
『レオン』だった訳なんですが
全ジャンルで通用する訳じゃない
今回も共同脚本で加わっているので、
正直、期待はしてませんでした。
レビュータイトルも
「ジャックバウアー×4」
ぐらいに想定して、とりま劇場へ
めちゃくちゃ面白いじゃないですか!
ちょっと…いや、かなりビックリしてます。
アクションに一切、
説明を挟まない弾丸、
一発も当てさせない
理屈不要の純度100%追跡アクション
最初のゆっるいリーアム兄さんから、
娘がさらわれ、
追跡劇に切り替わった途端
怒涛のアクションで攻めまくる
狂気の親父に変貌
後半に行くにつれ、
善悪の境目もなくなり、
どっちが悪党か分からなくなる
こっからが凄い
協力しなけりゃ容赦しない。
協力したって容赦しない。
邪魔すりゃコロス
邪魔しなくてもコロス
いやはや…参りました
つか、お咎めなしで、
よく帰国できましたね、兄さん
何だかんで
今年の夏、
一番好きな映画になってしまいました
リュック・ベッソン…ゴメンね
それで早速、
シリーズ化希望なんですけど
娘がさらわれなきゃ、
実力発揮しない
お父さんなのよねそこが問題だ




