鬼瓦権蔵の心の叫び 言葉遊び

 山形スクリーム


この映画は“コメディ”でありながら

“ホラー”なんですよ。

結構血も飛んだりするんですけど、

とにかく全編バカバカしいの!

あまりにもバカバカし過ぎて、

逆に笑えないの(うん?)

アカンがなあのね、

竹中カントク、マニアック過ぎるんだよ~!

最近の子達は、

どう思ってるかは知りませんが、

そもそも竹中直人って

“俳優”ってよりも

ピン芸人でいらっしゃいますから。

所謂“形態模写=モノマネ”で

世間を笑わせて、

世に出てきた人なんですよ。

この映画は、

そんな竹中カントクの原点とも言うべき、

ギャグなんかが満載で、

当時を知ってる自分世代なんかは

面白いんですけど、

コレ今の子達に、

わかるんかな~?

自分の観た映画館では、

どちらかと言うと自分より

年配の方が多かったようで、

逆にこちらの世代にも、

あまり理解されてなかったような…

いえね、面白いんですよ。

もお、くっだらないくらいにハチャメチャで、

面白いんですけど…あ~!何か惜しいな~!!

 くだらないだけじゃなく、

映画好きの竹中カントクらしく、

この映画は、

過去の名作映画へのオマージュと

言えるシーンが随所に出てくるのですが、

これもまた非常~に、

マニアック!軽く観に行った人には

恐らくわかんないだろうな~(いや、

自分も実は半分くらいしか、

わかんなかった…もう、

とにかくこの映画“奇才・竹中直人”の

ギャグと映画に対する暑苦しいまでの思いが、

120%満載で詰め込まれています。

ホンマ、濃密ですよ~。

自分、成海璃子ちゃんの

ここまで弾けた姿は見たことありませんでした。

が、イイじゃないですか!

充分コメディセンスありますよ。

何か今まで実際の歳より、

かなり大人びた芝居をされてきた

感じが強いんですけど、

こういう年相応のハジケっぷりも、

カワいくてイイと思いますよ。

意外な一面を見た気がしますが、

むしろコッチの路線の方が

これからはイイかも?あと、

一番驚いたのはマイコさんですね。

前作「カフーを待ちわびて」の癒し系から

一転、男にしか興味がないイケイケ女教師を、

ハチャメチャに演じています。

嗚呼、イメージ崩壊…

いやあ、カワイイ顔してよ~やるよ!

ひと皮…いや、ふた皮剥けたかな?!

そしてカントク・竹中さんも

相変わらずの怪演!

もお、ホントに楽しそう!!演出、

演技どちらも好きなことを、

存分にやっておられますね。

あと、自分はまったく気付かなかったのですが、

“アホの三太郎”を演じていたAKIRAって、

EXILEの人だったんですね~。

ゴメン!興味がないからいや、EXILEくらいは知ってますが、

メンバー個人個人については、

全然知らんモンで…、

まったくわかりませんでした。

『誰、この若手俳優?』って、

本気で思ってましたから…

「スウィングガールズ」に

「おくりびと」etc etc…と、

何ともロケづいてますよね~山形!

かつて冬季五輪の開催地に立候補

最終的には長野になったした時

『さくらんぼ以外に何もない』と酷評された

(哀)そうですが、

いまや飛ぶ鳥を落とさんばかりの勢いですね。

モンテディオ山形もガンバッテますしね~

あ、最近チョット失速気味か…。


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