心の中をのぞいたら

水のように青く澄んだ中に

ひとつの顔がある

笑ったり優しかったり

真剣だったり

さまざまな表情を再現しながら

そして自分は

その顔のために

ひどく張りをもたらされて

身軽に行動することができるし

草木にさえ

ほほ笑みかけることができ

ひげをそる時

ちょっと

胸が熱くなるのを覚えたり

立居ふるまいもなんとなく

つつしみ深くするのである

想い出の中の

神秘の顔

永遠の顔

自分をこんなにする

顔はあって

その人は

遠いところに住んでいる
ペタしてねペタしてねペタしてねペタしてねペタしてね