声に埋もれて

自分の身体が動きを止める

手が届かなくて

いくら書き綴って見ても

歌ってみても

そんなに

離れてしまったら

声が届かない


独り

 
どこか遠く

飛んで行こうと思った

自分の中の私を見つめて

一瞬を逃しただけなのに

羽を捥がれた

蝶の様に

動かなかった

そうもう行けない

これが孤独な世界