夢を見ます

色も忘れた

風の様に流れる空

優しくて綺麗な水を

きらめく言葉音みたく

なのになぜ淋しいのでしょう

うす紅の花が咲いていました

辺りを包んで

ほこらし気な色が

狂ってしまうかと

見つけることしかできません

きらきら キラキラ

水滴をつけてつぼみが揺れる

その中で自分は

空をかかげています

飛べなくて両手で

ただひたすら

花と共に

望みを乞うのです