心の中に
すき間を作ってみた
障子に指を突っ込んで
そこから覗いてみる様に
今は 風が吹いている
貴女の心の中に
風が吹いている
それがすきま風
すき間風なんて
空虚しい響きだわ
貴女が不満気な表情で言う
貴女の心に
すき間を作ってみる
息苦しそうの胸の音は
ギシギシこすれ合って
鋭くとがっているみたい
すき間のないこの部屋に
生きている人達の脆さは
すき間から入ってくる
風の冷たさしのぐ寄り添う心や
風の清々しさ
呼び込む希望抱く心を
忘れ過ぎ去った
記憶となる
窓を開けなくても
生きてゆける
無気味な幻想のなか
心のどこかで
あえいでいる
この窓あけて
風が吹いてくる
何にもさえぎられない風が
陽ざしが入りこんでくる
何も飾らない光が
心の中の
すき間がある
心の中を
いつもゆっくり
呼吸している
すき間を作ってみた
障子に指を突っ込んで
そこから覗いてみる様に
今は 風が吹いている
貴女の心の中に
風が吹いている
それがすきま風
すき間風なんて
空虚しい響きだわ
貴女が不満気な表情で言う
貴女の心に
すき間を作ってみる
息苦しそうの胸の音は
ギシギシこすれ合って
鋭くとがっているみたい
すき間のないこの部屋に
生きている人達の脆さは
すき間から入ってくる
風の冷たさしのぐ寄り添う心や
風の清々しさ
呼び込む希望抱く心を
忘れ過ぎ去った
記憶となる
窓を開けなくても
生きてゆける
無気味な幻想のなか
心のどこかで
あえいでいる
この窓あけて
風が吹いてくる
何にもさえぎられない風が
陽ざしが入りこんでくる
何も飾らない光が
心の中の
すき間がある
心の中を
いつもゆっくり
呼吸している