魔法遣いに大切なこと
設定もかわいいし、
主演の二人もかわいい。
魔法遣いに大切なことは、
人にとっても大切なことだなぁって
思いました。
切ないし、
素直に心が暖かくなります。
最終的には幸せな
気分になって帰れたかな。
昴 スバル
昴という名の
プロのバレエダンサーを
目指す女性の物語。
子供時代にバレエを
始めるきっかけになった出来事から
本格的にプロを
目指しその入り口に立つまでを
駆け足で描きます。
そう、
それだけに絡み合った人物関係とか、
お互いの才能への
嫉妬とか確執とか…
漫画では多分もっと
きちんと描かれていたであろう事が
かなり端折られてしまい、
全体的にちょっと荒い感じの
仕上がりになってしまった感じがありました。
原作を知らなくても楽しめますが、
時間が長くなってもいいから、
もう少しこの辺を丁寧に
描いた方がいいのではないかな?と
思いました。
それでも、
最初に「ボレロ」
を踊るシーンを始めとして、
ストリートダンスもコンテンポラリーも
黒木メイサのダンスシーンは圧巻でした。
自分はバレエは踊れないし、
舞踏というものも全く分からないけど
とにかく迫力があって、
この映画の見所は間違いなく
昴というか、
黒木メイサ本人のダンスです。
バレエに関しては素人だったそうですが、
そんなことは
全く感じられませんでした。流石!
(もしかしたら観る人が見れば色々あるのかもしれないけど)
だからこそ…
他がイマイチだったことが本当に勿体無いです。
筧さんの相変わらず
熱過ぎる芝居とナゾの英語、
韓国人の彼女の
ちょっとたどたどしい日本語(仕方ないけど)、
それに、たまに飛び出すクサ過ぎる台詞…。
漫画なら耐えられるけど、
実写だとそれは…
みたいな台詞がチラホラあって、
悪いけど途中で笑っちゃった
シーンがいくつかありました。
監督・脚本がリー・チーガイなので、
そのあたりちょっと感覚の
ズレがあるのかもしれないですね。
唯一の救いは“おばちゃん”役の桃井さん。
流石英国にバレエ留学していただけあって、
納得の配役。
勿論、厳しくも温かい
親心も上手く醸し出していました。